みのり村のご案内
「みのり」とは御法と書き、仏法の尊んだ言い方です。
報恩寺住職大木英正、浜子夫妻(当時日出町大神)が、昭和24年後半から設立準備にとりかかり、約2年余りの苦闘の末、昭和26年12月1日、速見児童福祉協会の運営する精神薄弱児(現知的障害児)施設・「みのり園」が県知事認可を受けました。同月8日、ささやかな規模ながら西日本唯一初の知的障害児施設として、4名の入所児童と6名の職員で開園しました。
当時、戦後の混乱と窮乏のなかで省みられることの少なかった障害児者に光を当てようと、資材不足、資金難にもめげず施設を立ち上げ、支援に乗り出すとともに、御仏の加護を祈りその名を「みのり」と命名しました。
その後、社会福祉法人みのり園は、みのり学園、みのり厚生センター、みのり村と名を変え、次第に発展を遂げ、現在では法人内9施設と白萩農園、グループホーム等を合わせてのご利用者総数は500名に達し、在宅支援部門であるデイサービスセンターを核に、地域包括ケアの拠点として、地域に根ざした総合福祉ケアサポートセンターへと成長しました。
そして創設者の先見性と気概は、現在もみのり村の基本的な理念として脈々と受け継がれて今日に至っています