春になり小さな濃紫色の菫の花が、 野のあちらこちらに咲き始めました。
そんな菫の花を見ると夏目漱石の詩 「菫程な小さき人に生まれたし」が思い浮かびます。
この詩は、自分の器量を知り黙々と懸命に生きる 市生の人を意味しています
華やかな表舞台でスポットライトを浴び 活躍する人がいる一方で、 裏方としてそれを支える人もいます。
どんな場所であろうと持てる力を発揮する生き方を、野に咲く一輪の菫の花は無言のうちに教えてくれているように思います。
S・O
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