みのり村のご案内
当法人は、昭和24年より、施設を創る為速見郡大神村に、立地場所を決め障害の方々と職員・支援者・御父兄が共同で開墾をしながら知的障害児施設・そして知的障害者の施設を開設してまいりました。
その後入所する人も増え大神の土地は手狭となり、昭和39年には、更に杵築市日野に土地を求め、知的障害者の入所施設を開所致しました。
僧籍を持つ創設者は、『礼拝は正法眼蔵也』(人が人を大事にする事が最も大切である)というみのりの精神を礎に (1)無所得の奉仕 (2)不断の研究 (3)絶対の慈悲 の姿を追い求めながら、深く帰依してきた仏教の曹洞宗開祖である道元禅師様の教えを、障害を持たれた方々の日常生活の端々に取り入れて、自立更生の道を探りつゝ歩んできました。途中、社会復帰した利用者の方々もかなりの数にのぼって現在に至っております。
昭和49年・創設者は、地域の皆様への恩返しの意味も込めまして、更なる充実を、との熱き想いと深き願いから知的障害者の高齢者対策としての位置付けで特別養護老人ホームを開設し、今では高齢者へのユニット型個室の老人ホーム又在宅福祉更には地域包括ケアのさきがけとなっております。御陰を持ちまして入所施設の他に、現在では障害児・者の居宅支援、発達障害児の拠点となる児童発達支援センター、グループホーム、障害福祉サービス事業所、そして高齢者のそれぞれの在宅支援事業所がこの杵築市野田の地、そして日出町大神の地にと幅広く根付いており、総利用者様500名、スタッフも250名を抱える法人となっております。
みのり村の特徴は、広々とした緑豊かな敷地をもったことに尽きると思います。「みのり村綱領」の文中に「寂光浄土の福祉社会をつくること」と記載されておりますが、これはスウェーデンのノーマライゼーション思想、そして現在日本が唱えている『いつでも、どこでも、誰でもが安心して住める社会作り』であり、まさしく当法人が開設時より目指してきたものです。この理念は、周辺の地域社会に限ったことでなく、今や国境を越えての普遍的にゆるぎ難い永遠の目標でもあろうかと考えます。私共は、創設者御夫妻並びに、先人の方々が半世紀以上も前よりこの知的ハンディをもたれた方々に真摯に取り組み、言葉にならぬ程の苦労を伴いながらも一途な心でただひたすらに邁進した姿を思い浮かべ、「みのり村綱領」をいつも胸に、現在の少子高齢化社会の中に近代的センスを折り込みながら、この社会福祉の仕事に打ち込んでいく所存でございます。 総合福祉ケアサポートセンターみのり村は、皆様方の御支援をいただきながら使命感を常に忘れることなく、先人の方々の名を汚(けが)さぬように、この地域の福祉の拠点になるよう努力してまいりますことを、お約束したいと思います。
社会福祉法人 みのり村
理事長 大木 隆
私たちは、みのりの精神である慈愛・奉仕・研究を基本精神とし地域・社会より愛され、認められる法人をめざし社会福祉事業の担い手として、地域・社会へ貢献します。
自然の営みのなかで、人と地域社会が共に手を携えて、未来へと大きく羽ばたき、成長を遂げて行く姿を表現しています。H・C・F(人・町・未来)はHuman人・Comunity地域社会・Future未来の頭文字です。
花のように“優しく 誠実に”